モロッコのこと 10

◆4月14日(火)晴れ
ワルザザートマラケシュ
朝起きたら熱は37度位に下がっていた。
旦那さんは平熱に戻っていた。
昨日から薬を飲んだら大分汗をかいて何度も着替えをした。
もう一度寝てお昼まで様子をみることに。
食事は全然喉を通らず、昨日の夜にスープを一口、今朝も同じ程度。
11時頃に目を覚ます。
熱を測ると36.5度程度に下がっていた。
マラケシュに移動することを決意。
マラケシュで本当は昨日から泊まるはずだったリアドを
とても楽しみにしていたのだ。
12時頃ドライバーさんと待ち合わせし、一路マラケシュへ。
Wさんはマラケシュ在住で本当は昨日一緒に向かうはずだったが、
昨日の午後先に戻られたということだった。
マラケシュへの道のりはとても険しかった。
ティシカ峠というところを超えるのだが、いろは坂どころではない。
限りなく続く蛇行した道。
Wさんが昨日言っていたことを思い出した。
「峠越えは体調が良い状態でないと厳しい」
本当だった。
途中で1回吐いてしまった。小学生ぶりに車で吐いた。
夕方マラケシュに到着。
体調はなんとか大丈夫。

到着したマラケシュのリアド・ル・カスバ。
入り口の扉に「101」と目印のナンバーがかかっているだけ。
会員制の隠れ家みたいな雰囲気。
中は入り口からは想像できない広さで、正に邸宅。
真ん中に吹き抜けの中庭があってプールがあり、
その周りにテーブルやイスが置かれている。
中庭を囲むように部屋があります。

私たちの部屋は2F。
緑が溢れていて美しかった。
この日が最終日のため、どうしてもフナ広場を見たい。
がんばって行くことにした。

フナ広場に行く途中に見た、メディナ南方にあるアグノウ門。
やっぱり門の両脇の柱の上に巨大なコウノトリの巣。
たくましいな〜。
フナ広場は夕方から熱気が出るようで、
コブラ使いやサル使いなどがいた。
ガン見すると、お金要求されるかもと思って、
あまり見れなかったし、写真もあまり撮らなかった。

フナ広場の様子。屋台もたくさん!
ここでは先に載せたカゴバッグやバブーシュなどを買いました。

今も日本で前に買ったボロボロのバブーシュを愛用していて、
こっちの価格は日本の何分の一かっていったところ。
うれしい限り。お客さん用に2足購入。
ロッコでの買い物は値段表記が一切なく、
全てが交渉なのでけっこうしんどい。
買い物全てがフリーマーケット状態。
体調良くないとさらにハードです。
その後来た道を戻り、リアドも通り越し日本料理「橘」へ。
まさか日本料理屋へ行くなんて。
でも体調悪いと恋しくなってしまった。
入り口にはガードマンみたいな人がいて、開けてくれて中に入ると、
そこは日本だった。
すごくかわいい日本人女性の店員さんがいて、
その方の笑顔を見た瞬間ホッとしてしまった。。。
体調が良くないことをちょっとお話したら、
雑炊を出してくれました。
私たち以外のお客さんは全員ヨーロピアン。
それも多分フランスの人ばかりだった。
久々のごちそうだったのだけど、
残念なことに病み上がりであまり食べられなかった。

「橘」に行く途中で見た子猫。
かわいすぎて連れて帰りたくなってしまった。
夜は荷造りをし、明日の帰国に備えました。